厚生労働省【錯覚!】払った保険料の2.3倍の年金は貰えない!?

公開日: : 最終更新日:2019/08/16 東京中古ワンルーム投資 , , ,

年金受給額の世代間格差

世代間格差があるのは一般的に認められています。

今の高齢者は、自分が払った保険料の3倍、4倍、5倍の年金が貰えていますが

現在の若者たちは、そんなに貰えません。

 

それに対して、厚生労働省は「払い損」にはならないと主張します。

20代、30代とも、自分たちが支払った保険料の2.3倍の年金は貰えるというわけです。

 

この2.3倍の意味トリックについて説明しましょう。

 

厚生年金は労使折半

まず、多くの人も認識している事実からですが

この2.3倍というのは「自分が」納めた保険料をベースとしています。

厚生年金では、労使折半ということで

会社からも同額を国に保険料を納めることになっています。

 

つまり、毎月、3万円が給料から厚生年金として天引きされているサラリーマンも

実際は、さらに3万円を会社が国に納めているので得であると。

3万円しか払っていなくても、6万円払っただけの年金をもらえるというわけです。

 

これは有名ですよね。

 

この労使折半についてどう考えるかは論争があります。

天引きされるのは3万円だから、3万円ベースで考えてOKという意見。

 

一方

労働者のために会社が同額を負担するといったところで

実際は、その負担は労働者に転嫁されているので、

結局は、労働者が全部支払っているという考え方。

上の例でいえば、3万円だけでなく、名目上は会社が負担としている3万円も

結局、労働者が保険料を6万円全部納めているのと一緒だというのです。

※この論争については、難しいので、また後日。

 

要するに

上記の論争で、労使折半だから、払っている保険料は労働者が払った分だけ

つまり、給料明細で保険料として天引きされている分だけ

上の例で言えば3万円だけというベースで計算すれば

まあ、2.3倍はもらえるというのは有り得るかもしれませんよね。

 

国庫負担という名の税金投入

 

2倍よりもなぜ多いか?

 

それは、基礎年金部分には税金が投入されているからです。

もともとは

共済年金、厚生年金、国民年金とバラバラでしたが

財政状況が悪かった国民年金を救うべく

共済年金、厚生年金が合体して

3階建ての1階部分を基礎年金として共有することになったわけです。

 

この1階建てである基礎年金部分についてですが

昔は、基礎年金部分の3分の1に税金が投入(国庫負担)されていましたが

平成16年(2004年)に法律が改正されて、

税金の投入部分(国民負担部分)が2分の1になりました。

 

つまり、自分の払った保険料以外にも

税金が投入されている部分があるわけですから

その分が特になります。

 

そうすると・・・

 

あれ?

厚生労働省がいう2.3倍って正しい?

と思うかもしれませんが・・・

 

 

錯覚なトリック

これは

男性がずーっと会社員として働いて厚生年金を納めて

奥さんはその間ずーっと無職(3号被保険者)であるという

モデルケースで、もらえる保険料の金額を計算しているのです。

 

3号被保険者というのは、厚生年金を払っている配偶者の扶養に入っていると

保険料をまったく納めていないのに、基礎年金部分について保険料を納めたものとして扱われる制度です。

これは年金制度の変遷による影響なのでしようがないですが・・・そうなっています。

 

つまり、夫が働き、妻専業主婦というモデルケースでは

納める保険料は夫の給料からの天引き分だけですが

もらえる保険料は、夫の基礎年金部分+厚生年金部分+妻の基礎年金部分

こういうケースで「2.3倍」と言っているわけです。

 

昭和のある程度の期間ならともかく

令和のいま、こんな世帯は少ないです。

 

結婚しない人も増えていますよね?

熟年離婚も増えていますから

40年連れ添っても、妻の基礎年金部分がもらえない

どころか、熟年離婚によって年金分割を求められると

厚生年金部分も折半される可能性があります。

 

そしたら、2.3倍も年金をもらえないことぐらい

想像できるでしょう。

てきとう




関連記事

三井住友VISAカードを語る1~三井住友カードとの出会い・別れ

20代前半の頃、人生で初めて手にしたカード それが三井住友VISAカードでした。

記事を読む

パソコンでお勉強するおじいちゃん

イケハヤさんに騙されるな?国民年金の未納者割合の真実!

イケハヤ(カリスマ)を盲信する?   イケハヤさんって知っていますか? いま

記事を読む

アメックスゴールドの家族カードはラウンジ利用で家族旅行にGOOD!

国内にしても、海外にしても「旅行」を考えている人 そんな人は多いと思います。 &

記事を読む

三井住友VISAカードを語る2~ゴールドカードの審査を通過!

結論から申し上げますと・・・     三井住友カードの

記事を読む

ふるさと納税は住宅ローン控除と併用OK?源泉徴収票を今すぐチェック!

ふるさと納税&住宅ローン控除の併用OK! 住宅ローン控除受けている人いませんか? 低金利時代

記事を読む

エポスカードは賃貸派の強い味方!家賃保証のRoomIDとは?

エポスカードの家賃保証やRoomIDって知っていますか? 先日、賃貸派の友人から「クレ

記事を読む

クレジットカードと賃貸VS持ち家派の関係とは?

三井住友カードであろうとなかろうと、クレジットカードの審査の際には「持ち家」か否かという項目

記事を読む

30代~40代には「iDeCo(イデコ)」より「つみたてNISA」がお得?

30代~40代の資産運用 「40代にはイデコよりも、つみたてNISA」 そう書いている雑誌が

記事を読む

確定申告不要のワンストップ誕生!「ふるさと納税」の仕組みとは?

ふるさと納税って知っていますか? 「ふるさと納税」っていう言葉は知っている人も多いですが・・・

記事を読む

ヒアリング不動産投資by才津康隆

不動産投資本データ タイトル ヒアリング不動産投資 初版 2017年5月 著者 才津康

記事を読む

てきとう




てきとう




厚生労働省【錯覚!】払った保険料の2.3倍の年金は貰えない!?

年金受給額の世代間格差 世代間格差があるのは一般的に認められています

年金積立金とは?99パーセントの人が勘違いしている真実!

日本の年金制度 2019年の参議院選挙を前に、金融庁が報告書を発

人生100年時代、安心って誰が言った?

2019年の年金騒動で思うんです。   100年

説明
年金は何人で支えてる?見逃していた真実。。

2019年の年金制度 金融庁の報告書によって大騒ぎになっています

説明
年金専門家?の高橋洋一さんの主張を簡単にいうと・・・

高橋洋一って誰? 高橋洋一さんって知っていますか? 東大出身で

→もっと見る

  • 東京中古ワンルーム投資で人生が変わった40代サラリーマンが不動産投資について考えるブログです。

PAGE TOP ↑