国民年金の付加年金制度は絶対得!?iDeCoイデコとの関係

公開日: : 最終更新日:2019/08/16 読書など , ,

サラリーマン、公務員(2号被保険者)と違い、自営業者等(1号被保険者)は国民年金だけで厚生年金が貰えません。

そのため、自営業者の人は年金対策を考えている人も多いことでしょう。

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国民年金基金を年金対策+節税として検討している人は注意が必要です!

「国を信用しているから国民年金に上乗せしたい」

というわけではなく、節税がメインの目的である場合は

国民年金基金より個人型確定拠出年金の方がメリットが多いと感じるでしょう。

 

そこで国民年金基金ではなく、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)を選んでいる方は・・・

国民年金付加料を納めるのがおススメです!

 

サラリーマン、公務員の方は残念ながらこの制度を利用できませんが

自営業者の方は、以下の事実を知ったら、付加年金を払った方がお得!なことに気付くでしょう。

 

国民年金付加年金制度って何?

国民年金に付加して月額400円を納める

→付加年金200円×納付月額が上乗せ

そういう制度です。

 

え?何が得か分からないって?

 

具体的に計算してみよう!

例えば20歳~60歳まで40年の間

この国民年金付加保険料を支払ったとします。

 

200円×480か月(40年)=96,000円

年額96,000が「終身(亡くなるまで)」で支給されます。

 

40年で支払っった保険料は

400×480か月(40年)=192,000円

 

2年でモトで取れます

年金支給3年目からずっと年額96,000円(月額8,000円)が

終身(亡くなるまで)」で支給されます。

 

では、30歳~60歳までの30年間では?

200×360か月(30年)=72,000円が終身で支給されます。

支払った金額は

400×360か月(30年)=144,000円

同じく2年でモトが取れて

年金支給3年から72,000円(月額6,000円)がずっと支給されます。

 

40歳~60歳までの20年間では

200×240か月(20年)=48,000円(月額4000円)がずっと支給

50歳~60歳までの10年間では

200×120か月(10年)=24,000円(月額2000円)がずっと支給。

 

つまりどういう制度?

年金支給2年でモトが取れて、3年目から終身で年金額が増える(付加される)制度

20歳~60歳(40年)支払えば、月額8000円

30歳~60歳(30年)支払えば、月額6000円

40歳~60歳(20年)支払えば、月額4000円

50歳~60歳(10年)支払えば、月額2000円

上記月額が国民年金の老齢基礎年金に付加される制度といわけです。

若いうちから早めにスタートした方が、付加される金額が多くなるので得ですよね。

その金額が・・・終身で支給されるわけですから。

 

2年でモトが取れるというのが優れものですよね。

3年目からは、ずっと得し続けるわけですが、何歳まで生きるかによります。

ただ、原則65歳からの支払いで、3年目というと68歳ですよね。

現時点でも、かなりの人はもっと長生きしますから・・・

67歳未満で亡くなる人は少ないので、ほとんどの人が得するでしょう。

実は隠れた、優良金融商品なんです。

 

そのほかのメリット

  • 支払った保険料は、全額、社会保険料控除の対象になる
  • 保険料はクレジットカード支払いOK(=クレジットカードのポイントがつく)

 

注意点は?

  1. 国民年金基金と併用できない
  2. 付加年金は定額のため物価スライド(増額・減額)なし
  3. 運営主体が違う

 

1 国民年金基金と併用できない

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)と国民年金は合算して月額68,000円まで

支払った保険料全額が所得税から控除されます。

つまり、国民年金基金ではなく個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)を選べば

国民年金基金と併用できない

というのはデメリットでなくなります。

つまり、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)×国民年金付加金 の組み合わせがおススメです!

 

2 付加年金は定額のため物価スライド(増額・減額)なし

国民年金と物価(インフレ、デフレ)などは新聞でもよく話題になります。

老齢基礎年金と違って、付加年金は定額で固定です。

そのため、将来、インフレやデフレになれば、メリットともデメリットともなります。

しかし、月々400円の負担で、2年でモトが取れます。

早死にしなかった場合、ほとんどの人がずっと終身で支給されるわけです。

物価変動で多少のお金の価値が下がったとしても、極端なインフレにならない限り

損をすることはほとんどなく(損をしたとしても大したダメージはなく)、圧倒的な多数の人が得をするでしょう。

 

3 国民年金基金は国民年金基金連合会が運営しています。

国民年金付加年金は、日本年金機構が運営しています。

そのため、国民年金基金と違って、付加金は、老齢基礎年金と一緒に支給されます。

これは注意点というよりも、意外な点ですね。

では、申し込むには?

市役所、区役所、町役場、村役場または年金事務所に申込書を提出する必要があります。

身分証明書と印鑑を持っていくとよいでしょう。

年金手帳か基礎年金番号通知書などを念のため持っていくとよさそうですが、なくとも何とかなりそうです。

 

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