家計簿の落し穴
年末や確定申告時期などになると、家計を見直そう!という特集が組まれます。
家計簿の書籍や家計簿のアプリなど、いろいろ紹介されたり・・・家計簿をつけることのメリットなどをファイナンシャルプランナーが解説したりします。
すすめられた家計簿ノートのような書籍を買ったり、アプリをインストールして満足していませんか?
家計簿をつけることを意識するあまり、ケチになりすぎていませんか?
しかし、家計簿をつけて終わりでは意味がないわけです。
家計簿をつけることが目的ではありません。
現状を把握するために家計簿をつけるのです。
現状を把握した上で、プラスを増やし、マイナスを減らす。
このプラス(収入)を増やし、マイナス(支出)を減らす方法を知らなければ、意味がありません。
資産とは?
家計簿というのは、家庭の収入と支出のバランスを把握するためのものです。
収入はある程度分かっていると思いますが、意外としっかりと資産を把握している人はそれほど多くないようです。
- 株、投資信託、FXなどの証券口座残高
- 学資保険などの保険商品の価値(解約返戻金額)
- 不動産の価値(現状の資産価値ーローン残高)
- 預金
この中で、2、3のチェックをしていない人が多い印象です。
銀行、ゆうちょの預金や証券口座の残高はチェックして合計するだけでいいですが・・・不動産の価値については、査定に出すとか、市場調査をする必要もありますからね。。
支出を削る?
とはいえ、我が家の家計を把握するためには、現状プラスの財産がどれだけあるかはしっかりと確認しておきたいとところです。
そのうえで、支出を抑えるということが重要だと言われます。
それでは、支出をどうやって削ったらいいのでしょうか?
スーパーの安売りに並んだり、1円でも安いスーパーをチラシで探し出すことでしょうか?
一番簡単かつ効果があるのは固定費を減らすということです。
それでは固定費とはなんでしょうか?
- 家賃・住宅ローン
- 電気ガス水道などの光熱費
- 携帯代金
- プロバイダーなどインターネットの必要費
- 保険
これらの見直しが重要です。
そして、これらの見直しのチャンスがいろいろ到来しているのです。
そのことに気付いている人は実行しています。
実行していない人はぜひ考えてみてください。
●住宅ローンの借り換え●
2016年金利が低い状態でした。
2017年も金利が低い状態が続くかどうかは分かりません。
ただ、住宅ローンを5年、10年前に借りたような人はぜひ借り換えを検討すべきです。2016年は低金利の影響で、借り換えの申し込みが殺到している状態だったようです。
フラット35sやフラット35の金利がもっとも低い銀行の一つである楽天銀行では、フラット35からフラット35への借り換えをおすすめしています。
つまり、同じ銀行が窓口で、しかもおなじ種類の住宅ローンであっても、金利が当時より下がっている現在は、借り換えればかなりお得になるということです。
住宅ローンは借入期間が35年など長期に渡るので、1%の金利の差であっても大きく違ってきます。
たとえば、2%で借りていた人が金利が1%の時点で借換えたら、1%の差にしかすぎなくても、トータルの返済額が数百万ちがってきます。
たとえば3000~4000万円を借りていた場合は、借り換えの際に必要な費用(事務処理費用、登記手続費用など)を除いた額で、400万円~500万円の返済額削減になります。
住宅ローンの借り換えを申し込み、必要書類を揃えて提出する
ただ、これだけで数百万円の支出が削減されるのです。
これは知っている人は誰でも実行します。
変動金利から固定金利への借り換え、固定金利から固定金利への借り換え。
いろいろ種類はあるでしょうが、金利が低い今、「借入当時の住宅ローンをもう一度見直してみる」、ただそれだけで大幅に支出を削減できるのです。
●電力会社の見直し●
さらに、みなさんご存知のとおり、電力の自由化がなされました。
ここ数年ニュースに取り上げられていた東京電力
東京電力はもはや国営と思われるほど超絶対安定大企業だと思われていました。
それなので、関東県に住んでいる人は、疑うこともなく電気は東京電力から買うという状態でした。
電力の自由化?という人は、まだ見直していないと思いますが、東京電力以外の会社に乗り換えると、それだけで年間数万円(※その金額は家庭によって異なります)の節約になります。
オール電化の家庭もあるでしょうが、たとえば、やっぱり料理はガスだよね!など東京ガスでガス代金を支払っている人は、電気も東京ガスに一本化すれば、安くなります。
東京ガス以外にも、じつは次のような会社が電力提供を割安で行っています。
最近、ウォーターサーバーを購入している人が増えていると思いますが、ウォーターサバーのハワイアンウォーターで有名な株式会社トーエルも電気を提供しています。
こういったインフラ系のサービスをどこかの会社に一本化するだけで、大きく固定費が割り引かれるのです。
しかも、初期費用は無料、工事は不要、解約手数料もなし!
これは知らなきゃ損という情報ですよね。
現代は情報化社会です。
知っている情報次第で、大きく節約できる社会なのです。
てきとう
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